結婚指輪のデザインについて｜個性的・メビウスデザインとは
ねじりの形状が特徴的で、一度手にとってみたくなるメビウスデザイン。
造形の面白さを感じる個性的なデザインには、どんなバリエーションがあるのか。
今回はrenriでも人気のあるメビウスデザインの指輪をご紹介します。
目次
◆メビウスの言葉の由来について
「メビウス」という単語は様々な場面で聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近では某アニメーションでもある組織の名前として出ていたことがあるので、聞き覚えがある方もいらっしゃるのではと思います。
そもそも多方面で使われる「メビウス」にはどんな意味や共通点があるのか。
メビウスリングの由来は「メビウスの輪」からきています。
帯状のものをぐるっと180度ねじった際、表側をなぞっていくといつの間にか裏側に、裏側も同じようにいつの間にか表側になっているという形状のことで、表と裏が連続して連なっているもののことです。
この表側と裏側が一つとなり続く様子が「永遠」を連想させ、永遠を誓うご夫婦にぴったりな結婚指輪の人気なモチーフとして定着しました。
ねじれているシルエットが特徴的なメビウスですが、発見したのはかの有名な数学者アウグスト・フェルディナンド・メビウスさん。
皆さんお分かりのとおり、メビウスとは彼の名前から取って名づけられました。
数学好きの方やお仕事で必要な方は、メビウス関数を活用されたこともあるかもしれませんね。
参照：『ウィキペディア』より
また、メビウスという名は関数のみならず小惑星にも付けられているのだそうです。
特徴や言葉の由来についてお話させていただいたメビウスデザインですが、指輪にするとどんなデザインがあるのか早速見ていきましょう。
renriで人気のメビウスデザインのご紹介
メビウスリングの特徴は、金属の棒をぐるりとねじった造形です。
renriでご案内させていただいているメビウスリングは大きく分けて、しっかりねじった造形とゆるいねじりの造形の2種類。
しっかりねじった造形は180度、ゆるいねじりの造形は90度、下記画像のように金属の棒をねじっています。
◆180度ねじり
(素材 上側/下側：プラチナ)
◆90度ねじり
(素材 上側/下側：プラチナ)
ひねりの度合いによって、印象が変わっているのをおわかりいただけましたでしょうか。
メビウスの作り方を過去のブログに掲載しておりますので、ご興味のある方是非覗いてみてくださいね。
◆ハンマーテクスチャー・鎚目模様
ハンマーテクスチャーの鎚目模様は、指輪表面をハンマーで打ち込んでつける模様。
小さな面がいくつもできたその様子は、アンティークな印象にも映ります。
(素材 左側：プラチナ｜右側：ホワイトゴールド)
◆ダイヤモンドブラスト
ひねりの外側部分にダイヤモンド仕上げをお揃いで施したデザイン。
プラチナの美しい色感を楽しみながらも、宝石を留めたような華やかな雰囲気に。
(素材 左側/右側：プラチナ)
◆ミルグレイン
「表裏がなく、おふたりの未来が永遠に続く」というメビウスのシルエットに、細かな点々の装飾が続いていくことから「永遠」という意味をもつミルグレインをプラスしたデザイン。
ひねりの動きに合わせてミルグレインを施すことで、輝きの美しく移り変わります。
(素材 左側/右側：プラチナ)
◆ハンマーテクスチャー鎚目模様＋ミルグレイン
鎚目模様と繊細な装飾・ミルグレインを盛り込んだデザイン。
鎚目の小さな面の乱反射に、細かな点々の輝きが加わることで繊細な印象をもたらします。
(素材 左側/右側：ホワイトゴールド)
上の画像とデザイン自体は同じですが、仕上げ方をマット加工(ツヤ消し)を施した指輪。
マット加工によりツヤが抑えられ、落ち着いた質感に。
(素材 左側/右側：ホワイトゴールド)
◆ハンマーテクスチャー＋ミルグレイン＋Diamomd １石
鎚目模様とミルグレインのデザインでも、素材を変えるだけで印象が変化します。
ダイヤモンドを1石プラスしたピンクゴールドのご結婚指輪は、可愛らしい印象とは裏腹に、肌なじみ良く身に着けやすい素材として人気のカラーです。
(素材 下側：グレーゴールド｜上側：ピンクゴールド)
Diamondを1石ひねりの中央にプラスするだけでも印象は変わりますが、ここからは流れるように複数個プラスしたデザインもご紹介します。
メビウスリング加工のねじりに合わせてダイヤモンドをプラスしたデザインたち。
装飾や質感ごとに印象が大きく変化する個性的なデザインを見ていきましょう。
◆ハンマーテクスチャー鎚目模様＋Diamond３石
ねじりの外側に鎚目模様、中央部分にはダイヤモンドをプラスしたデザイン。
華やかかつ個性的に仕上ります。
(素材 左側/右側：プラチナ)
◆ハンマーテクスチャー鎚目模様＋ミルグレイン＋Diamond３石
ねじりの外側に鎚目模様、中央部分にはダイヤモンドをプラスしミルグレインで飾ったデザイン。
上の画像と同じ部分の多いデザインですが、素材を変えヘルシーな印象になりました。
ピンクゴールドにダイヤモンドを乗せると、ダイヤモンドの輪郭がはっきりとしてメリハリも感じます。
(素材 左側/右側：ピンクゴールド)
◆ハンマーテクスチャー鎚目模様＋Diamond２石＋Sapphire１石
上2枚の画像とデザイン自体は似ている、ねじりの外側に鎚目模様、ねじりの中央部分には石、そしてねじりに沿ってミルグレインを飾ったデザインです。
パッと目につくのは、ダイヤモンドと一緒に並んだ濃い青色のサファイヤ。
全体にマット加工を施した落ち着いた印象の中に、ピリリとアクセントが効いています。
(素材 左側/右側：プラチナ)
これまでご紹介しメビウスデザインたちは、オーダーメイドはもちろん、手づくりコースでもご製作可能となっています。
renriでの手づくりコースは、鍛造と呼ばれる製法を用いており一本の棒状からご製作いただけるため、メビウスリングの加工を実際に体験していただけることも…！
金属をねじる工程はメビウスデザインならではのなかなか体験できないものなので、一生の思い出になること間違いありませんね。
製作時には職人がおふたりの姿を撮り、後日編集して写真をお渡ししています。
おふたりのお手元で輝く指輪たちと一緒に製作時のお写真たちも楽しんでいただけましたら嬉しいです！
◆メビウスデザインの特徴
メビウスリングは、renriでご案内している通常のリングに比べて少し厚みのある指輪の造りになっています。
厚さを出すことで、強度も保ちながらもねじりの部分を美しく見せることができるためです。
少し厚さがあることで、指なじみが気になってしまう方もいらっしゃいますので、メビウスリングが気になる方は一度アトリエににてご試着なさってくださいね。
まとめ
ひねりの造形が特徴的なメビウスデザインを、今回は多くの事例を用いてご紹介させていただきました。
ご覧いただいたように、金属の種類や装飾・模様・石留め次第でデザインの印象は大きく変わります。
renriでご案内している通常の厚さの指輪に比べて、メビウスデザインの指輪は厚みがあるため存在感はばっちり。
普段指輪を着けなれている方や、他にはない唯一無二の美しいひねりの造形がお好みの方にはぴったりなデザインです。
renriのアトリエへご来店の際は、是非一度メビウスデザインをお試しくださいね。
ご拝読ありがとうございました。
書いた人
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