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結婚指輪・婚約指輪|日常使いの気になるアレコレやお手入れ方法について

 

 

ふたりで購入した結婚指輪に婚約指輪。

「傷がついてしまわないか」「変色してしまわないか」

毎日身につけたくてもシルバー製のアクセサリーのように、いずれ黒ずんでしまわないかご心配される方もいらっしゃるかと思います。

結婚指輪は高価なものだから、変色や変質してしまわないか尚更不安になってしまいますよね。

 

「ふたりで選んだ大切な指輪だから、日々気持ち良く身につけていただきたい。」

今回は、日々気持ちよく指輪をつけていただくために結婚指輪・婚約指輪についてのよくある質問や悩み、その対処方法などついてご紹介させていただきます。

 

 

目次

  1. 指輪 vs 水|指輪は水につけるとよくないのか
  2. どうして変色するの?シルバーが変色する原因とは
  3. 指輪 vs アルコール|指輪はアルコールを浴びると痛む?
  4. ダイヤモンド付き指輪のお手入れ方法
  5. 指輪がとれなくなった時の対処方法
  6. まとめ

 

 

日常つかいする指輪はどうしても傷ついてしまうもの。

その質感によっても変化の仕方はそれぞれ異なります。

例えば、マットがけの指輪は摩擦で次第にツヤっぽく、ツヤに磨かれた指輪は日々細かな傷がついてマットがけに近くなります。

 

 

指輪 vs 水|指輪は水につけるとよくないのか

Q「指輪をつけたまま手を洗い指輪が水に触れてしまったら、変色したり黒ずんでしまわないか」

A「つけていて特に問題ありません」

 

結婚指輪に扱われる金属はプラチナやゴールドなどの金属でできているため、石鹸やハンドソープなどで手を洗っても変色の心配はありません。

renriでご用意している素材はプラチナ900と、18金のゴールドの6種類。

合金といって強度を出すため他の金属を加えていますが、基本的に水や空気に触れても変色しない素材です。

普段お使いのアクセサリー同様、水に濡れてしまっても柔らかな布などで拭きとってあげてください。

 

ただ、溜まったり付着した皮脂汚れが酸化し、空気に触れることで変色してしまう可能性があります。

また、18金の割金として使われるシルバーや銅が変色を引き起こす可能性もあります。

詳しくは次項「どうして変色するの?シルバーが変色する原因とは」にてご案内させていただきます。

 

そのほか、「プラチナやゴールドは変色の可能性があるとしても基本的に変質することはあるのか?」といった疑問も浮上しますが、劇薬に直付けしたり、強い酸性をもつ王水などにつけない限り溶けたり変質することはありません。

(そもそも王水など強い酸性のものは人が触れると火傷のような薬傷になり危険ですので、取り扱う機会がありましたら指輪だけでなく肌にも触れないよう環境を整えた上で細心の注意を払ってご使用ください。)

 

2・どうして変色するの?シルバーが変色する原因とは

指輪が黒ずんでしまうという経験をお持ちの方は、シルバー製のアクセサリーや真鍮であった可能性が高いと考えられます。

 

変色には「硫化」という作用が働いていることが多く、大気中での水分や硫化酸素などの硫黄分などに反応して黒くなります。

温泉などでも気を付けた方がいいのも、硫化水素や亜硫酸ガスなどに反応し変色の恐れがあるためです。

紛失を防ぐためにも、指輪は一度外して柔らかな布などに包んで保管してくださいね。

また、汗や皮膚、化粧品などに含まれるわずかな硫黄にも反応することもあります。

 

そのほか、シルバー製のアクセサリーが黒ずむ原因の一つとして「塩化」という作用が原因となることも。

海水や塩素系漂白剤がふれることで反応する場合もあるため細心の注意が必要です。

 

話は少し逸れて、シルバー製のアクセサリーのご案内をさせていただきました。

「プラチナや18金のゴールドなどは日常の基本的な動作の中では、特に変色の心配はありません」とお伝えしましたが、シルバーや銅を含有している18金はわずかな変色が発生する場合もあることを頭の片隅に留めていただきたいです。

 

◆18金ゴールドは変色するのか

18金のゴールドが変色する最も大きな原因は、付着した皮脂汚れです。

そしてその他に18金の割金として使われている銀や銅が反応してしまうことが変色の原因となります。

金属を硬く丈夫にするため割金として使っている銀や銅は「どうして変色するの?シルバーが変色する原因とは」で記載させていただいた通り、硫化や塩化などによってわずかに変色する可能性も少なからずあります。

ただ、75%も金を含む純度の高い素材で、クリーニングクロスで軽く拭き取ればきれいになりますので、過敏に心配しすぎないでくださいね。

 

◆プラチナ900は変色するのか

プラチナは『耐蝕性』という変色しにくい性質がありますが、プラチナは本来柔らかな素材のため、強度を高めるためにほかの素材を合わせているものが多いです。

renriで扱うプラチナは、変色しずらいパラジウムとルテニウムを混ぜているので変色の心配はありませんが、まれに銀や銅をプラチナに混ぜているものも存在しているため、上記のような化学反応を起こし黒ずみやさ錆の原因になってしまうことも。

指輪をつけたまま手を洗う際の、変色・変質以外に懸念されることとしては、石鹸などの泡で指輪がするっと取れてしまうことです。

心配な方は一度外して安心できる場所に指輪を置いてから手洗いをしてくださいね。

 

renriで扱う金属について詳しい内容をご紹介した記事もございますので、是非のぞいてみてくださいね。

参照:『結婚指輪に使われる金属元素と素材について

 

3・指輪 vs アルコール|指輪はアルコールを浴びると痛む?

Q「アルコール消毒で指輪は痛むのか」

A「素材の面では基本的に心配いりません。ゴールドやプラチナ、ダイヤモンドなどでの素材ではアルコール消毒で変色したり痛んだりすることは基本的にありません。」

 

ゴールドやプラチナ、ダイヤモンドなどの素材ではアルコールが反応することはありませんが、そのほかの素材では注意が必要なものも。

renriで取り扱う宝石、エメラルドもその一つ。

エメラルドは天然の状態では傷が多いため、それを補うようオイルによる含浸処理がされています。

アルコールが付着すると処理された箇所が乾いてしまい、エメラルドの輝きや透明感が薄れてしまう可能性があるので、エメラルド付きの指輪はアルコール消毒の際は外すことをおすすめします。

 

 

▼その他、アルコールに気を付けた方が良い宝石は以下の通りです。

・真珠、琥珀、べっ甲:これら有機物は特にアルコールの影響を受けやすく、光沢が無くなりぼんやりとした質感になります。

・トルコ石、ラピスラズリ、マラカイト、オパール、アゲード:多孔質のためアルコールが侵入しやすく、光沢がなくなる恐れがあります。

・エメラルド、オニキス、カルセドニー、翡翠:質をよくするため人工的な処理がされていることが多く、アルコールが付着すると全体的に色が薄くなったり透明感が損なわれる恐れがあります。

 

アルコールに注意すべき宝石を挙げましたが、その他の宝石がたくさんアルコールを浴びても質感に全く問題ないとは言えません。

どんな宝石であっても、どんな素材であっても、身に着けるものだから皮脂汚れが付着したり、ハンドクリームなどの油分が含まれたものが付着したりするかと思います。

アルコールが付着しても、焦らずに日々のお手入れと同じように柔らかな布やクロスなどで拭いてあげてくださいね。

 

 

基本的にアルコール消毒では変色の心配はありませんが、その他の点で気にしてしまうのはダイヤモンド付きの指輪です。

ダイヤモンドは油となじみやすく油分に触れると膜ができてしまうような『親油性』とよばれる性質をもっています。

料理中の食用油だけでなく、ハンドクリームや香水などに含まれる油分もダイヤモンドに付着すると、膜を張ったようにダイヤモンドの輝きが鈍くなってしまうので要注意です。

もし、ダイヤモンドの輝きが鈍くなってしまったら…?

ご自宅でできる、指輪の簡単なお手入れ方法について次の項目でご紹介いたします。

 

4・ダイヤモンド付き指輪のお手入れ方法

 

◆毎日のお手入れに|難易度★☆☆

柔らかな布やメガネ拭きなどで、傷つけないよう優しく拭いてあげましょう。

 

◆スペシャルケアとして|難易度★★★

膜が張ったような曇った表情を浮かべるダイヤモンドには、ご自宅にあるものでできるスペシャルケアに挑戦してみてくださいね。

必要なもの:ぬるま湯、中性洗剤、柔らかい布、桶や洗面器など

方法:容器にぬるま湯と中性洗剤を溶かし入れ、そこに浸した柔らかい布でダイヤモンドを優しく磨いてあげましょう。その後真水でよくすすぎ、柔らかな布やペーパーで水分をふき取りしっかり乾かしてくださいね。

 

◆専門のお店に依頼|難易度★☆☆

(※連絡のお手間を考慮し難易度を★1とさせていただきました)

ご自宅でのケアでは心配という方は、専門店に依頼しましょう。

renriでは、ご購入いただいた指輪のアフターメンテナンスとして指輪のクリーニングを永久無料で提供しています。

指輪のくすみなど気になった際は、ご遠慮なく一度相談してくださいね。

 

 

 

5・指輪がとれなくなった時の対処法

指輪が取れなくなる原因のひとつに水分量や時間帯によるむくみや、体調の変化、体型の変化などが挙げられます。

指輪が外せなくなった時、ついつい焦ってしまいますが、そんな時こそ試していただきたい対処法がいくつかございます。

いざという時のために、下記内容を覚えていてくださいね!

 

・石鹸など手に馴染せて滑りをよくする

・オリーブオイルなど油を用いて滑りをよくする

・指輪を指に押し当てて空洞を作り、少しずつずらしてみる

 

3つ目は、renriでもご夫婦によくお伝えしている方法なのでご来店された際はデザイナーや職人に聞いてみてくださいね。

指輪をスッと外すコツがありますので一緒に練習しましょう!

 

 

 

まとめ

 

指輪は日々着けるものだから、どうしても少しづつ変化していくもの。定期的にお手入れしていても、マットな仕上がりがツヤになったり、傷がついてしまったり…。

それでも、ふたりの想いが込められたものだから、なるべく綺麗な状態を保ちたいですよね。

年とともに指輪も一緒に成長していく過程はとても素敵なもので、そんな変化はむしろ大歓迎な私ですが、今回は指輪のお手入れ方法や経年変化の原因などについてご紹介させていただきました。

ふたりの想いが込められた大切な指輪だからずっと身に着けていただけるよう、今回の記事が少しでもお力になれば嬉しいです。

 

 

書いた人

デザイナー 田口

 


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