結婚指輪をオーダーメイドするといくら |値段決定のポイントと 額になる理由
「結婚指輪をオーダーメイドしたら値段はいくらになるんだろう?」と気になっていませんか。
オーダーメイドの結婚指輪の値段は、大きく3つの項目で決まります。
項目ごとの値付け基準がわかれば、予算内で心躍るデザインを考えられるはずです。
今回は、オーダーメイドの結婚指輪の平均価格と値段が決まる仕組みを詳しく解説します。
値段が決まる仕組みを把握して、オーダーメイドで理想の結婚指輪を作りましょう。
目次
1.結婚指輪のオーダーメイドの値段は平均28.7万円
ゼクシイトレンド調査2020によると、結婚指輪をオーダーメイド(フルオーダー)したときの平均価格は、夫婦2人で28.7万円でした。
以下の表に、既製品・セミオーダーの平均価格と一緒にまとめたので、比較しながら見ていきましょう。
購入方法 | 平均価格 |
フルオーダー | 28.7万円 |
セミオーダー | 25.4万円 |
既製品 | 28.0万円 |
最もリーズナブルな方法は、お店で定められた選択肢の中から選ぶセミオーダーでした。
想定されるデザインが決まっているので低コストで済みます。
一方、セミオーダーよりも既製品が高額な理由は、以下の2点です。
- チェーン店の店舗維持費・販促費などのコスト
- 高価格帯ブランドでの購入による価格上昇
フルオーダーだと3つの購入方法のうち最も高額になってしまいますが、既製品との平均価格差は約7千円です。
「フルオーダーは高額」と認識している方も多いと思いますが、平均価格は既製品と大きく変わりません。
とはいっても、「値段がわかりづらいのがネック」というお声も。
次の章で、値段決定のポイントを見ていきましょう。
2.結婚指輪をオーダーメイドしたときの値段はどのように決まる?
オーダーメイドの料金は、必ずかかる費用(固定)と選択によって変わる費用(変動)で構成されています。
renriだと、価格を決定するポイントは以下の3つです。
1.製作費(固定)
2.材料費(変動)
3.装飾費(変動)
値段を大きく左右するポイントもあるので、しっかりチェックしましょう。
◆どの結婚指輪にも必要となる製作費
結婚指輪をオーダーメイドするなら、必須となる費用が製作費です。
製作費には、以下の項目が含まれます。
・平打ちや甲丸など基礎となる型の形成費
・鏡面やマット仕上げなどの加工賃
製作費は1本ごとに22,000円かかり、夫婦お二人だと44,000円です。
この製作費は、結婚指輪を作る際の基本的な費用のため必ず発生します。
◆使用する貴金属などの材料費
結婚指輪を制作するにあたって、材料費がかかります。
必須の材料費は、地金となる貴金属やセッティングする宝石の費用です。
地金の費用は、グラムあたりの価格を設定しています。
種類 | 1gあたりの値段(参考価格) |
プラチナ | 13,200円 |
カラーゴールド (イエロー・ピンク・グリーン) |
14,300円 |
ホワイトゴールド | 16,500円 |
グレーゴールド | 19,800円 |
ゴールドやプラチナの価格は、相場によって常に変動しています。
価格が大きく動いた場合には上記の参考価格と異なりますので、ご了承ください。
また、ダイヤモンドやその他の天然石を施すなら、石代も材料費として必要です。
石の種類 | 1粒あたりの値段 |
ダイヤモンド | 3,300円~ |
色付き天然石 | 2,200円~ |
◆装飾ごとの費用
ひとつの装飾を施すごとに加工費が追加されます。
<リングの形の加工>
カーブ加工 | 5,500円 |
メビウスリング加工 | 5,500円 |
コンビカラー加工 | 16,500円~ |
<装飾加工>
ミル打ち | 8,800円~ |
和彫り | 5,500円~ |
ハンマーテクスチャー(鎚目模様) | 無料 |
レーザー刻印 | 5,500円~ |
<石留加工費>
ワンポイント留め | 5,500円 |
エタニティタイプ | 3300円×個数(10石以上の場合) |
3.オーダーメイドの結婚指輪デザイン|値段の参考に
「完成品とその値段を見て参考にしたい」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ここからはrenriのオーダーメイドで人気がある、3つのデザインの参考価格を確認しましょう。
1.和彫り
2.ギメルリング
3.ハーフエタニティ
作品例を見て、値段のイメージを掴んでくださいね。
◆プラチナとイエローゴールドをベースに和彫り
renriで人気の月桂樹を和彫りで施しました。
アンティークジュエリーのような懐かしさを覚えるデザインです。
トラディショナルな柄のため、いつの時代でも身に着けられます。
素材・リング幅 | 価格 | |
男性 | プラチナ900・3mm幅 | 138,000円 |
女性 | K18イエローゴールド・2.5mm幅 | 103,000円 |
◆合計3種類の地金で作るギメルリング
中世ヨーロッパの時代から結婚指輪として親しまれているデザインです。
2本のリングで1本の結婚指輪となります。
既製品ではなかなか見かけることの少ない形だからこそ、renriのオーダーメイドで人気です。
紹介のギメルリングは、2本のリングで合計3種類の地金を使用。
女性のリングには、センターにダイヤモンドをセッティングしています。
素材・リング幅 | 価格 | |
男性 | プラチナ900&K18イエローゴールド・2.5mm幅 | 223,000円 |
女性 | プラチナ900&K18ピンクゴールド・2.5mm幅 | 258,000円 |
◆ひとくせ加えたハーフエタニティ
シンプルなストレートではなく、中央をギュッと絞った形のハーフエタニティです。
エタニティとは、「永遠」を意味し、リングを取り囲むようにダイヤモンドを並べたデザインのことです。
ハーフエタニティは半周だけの加工により、エタニティよりもリーズナブルになります。
また、手のひら側は地金のため引っかかりのリスクがなく、日常使いしやすいため人気です。
小粒なダイヤモンドがキラキラと光を反射するので、華やかな手元になります。
素材・リング幅 | 価格 | |
女性 | プラチナ900・2.5mm幅 | 157,000円 |
4.オーダーメイドの結婚指輪の値段が既製品やセミオーダーよりも高くなる理由
フルオーダーが高額になる大きな理由は、大量生産できないことです。
お客さまの為だけにデザイナーがデザインを練り、熟練クラフトマンによって制作されます。
当然、同じデザインをほかのお客さまにお作りすることはありません。
高額な結婚指輪になる理由は、他にデザイン面で3つあります。
1.ダイヤモンドを複数セッティング
2.地金の重量や複数の地金を使用
3.あらゆる装飾の追加
高額になる箇所を把握しておけば、デザインや装飾の優先順位が立てやすくなります。
◆ダイヤモンド複数セッティング
オーダーメイドのお客さまは、ダイヤモンドを複数セッティングしたデザインを好まれる方も。
「こだわりのデザインを実現したい!」と考えてらっしゃる方が多く、ダイヤモンドの大きさやセッティング方法にも気を遣われます。
なかには「プロポーズされた8月にちなんで、8つのダイヤモンドをセッティングしたい」と意味を込めてデザインを考えている方もいるでしょう。
ただ、複数の石を留めると、個数に比例して費用も嵩むので注意が必要です。
ダイヤモンドは印象を大きく左右するパーツでもあるので、地金の素材費などを工夫してセッティングするのも1つの方法といえます。
◆地金の重量や複数の地金を使用
地金はグラムによって値段が変わるため、使用量が増えると必然的に素材費も増加します。
たとえば、幅が広く厚みのあるリングにする場合、細身のリングよりも使用する地金の量が多くなるのは避けられません。
また、ゴールドとプラチナなど異なる地金を組み合わせて使う場合、1つの素材で仕上げるデザインよりも重量が増えて高額になりやすいです
値段の高いグレーゴールドとホワイトゴールドを組み合わせると、高額にならざるを得ません。
地金の素材費は結婚指輪の値段を決める大きな要素のため、気になる場合は厚みや幅、組み合わせを工夫しましょう。
◆あらゆる装飾の追加
フルオーダーだとお好きなだけ装飾の追加ができるため、高額になりがちです。
装飾ごとに加工費がかかるので、高額になりやすいポイントといえるでしょう。
たとえば、半周ごとに違う装飾を取り入れると高額になります。
値段を抑えるなら、無料で装飾できるハンマーテクスチャーがおすすめ。
renriだと、ハンマーテクスチャーのレパートリーは4種類です。
1.味わいのあるザラっとした質感の石目
2.ハンマーで叩いた跡が乱反射する鎚目
3.麻布のような線のある模様
4.ワイルドな楔(くさび)模様
ハンマーテクスチャーを上手に取り入れると、値段を抑えつつも凝った結婚指輪になるでしょう。
打ち付ける鎚目によって、全く異なる印象になるのでおすすめです。
5.オーダーメイドと高級ブランドの結婚指輪なら値段は変わらない?
既製品とフルオーダーの価格差はそこまで大きくありませんが、外資の高級ブランドと比較した場合も気になりますよね。
ブランドにもよりますが、同じデザインなら多くの高級ブランドが以下の構図に当てはまります。
高級ブランド>フルオーダー
というのも、高級ブランドにとってブランドイメージは重要です。
シンプルなリングでも、リーズナブルな値段で売り出すことはできません。
また、運営費のコストも莫大なため、広告費や質感の高いショップ袋、高級感のある店内の内装費なども結婚指輪の値段に含まれています。
小さな工房で営むrenriの場合、余分なコストを上乗せしていない値段でお買い求めいただけますよ。
6.オーダーメイドの結婚指輪を予算内の値段に抑えるコツ
オーダーメイドで予算内に抑えるコツをチェックして、値段もデザインも思い通りの結婚指輪を作りましょう。
1.打ち合わせ前に予算を決めておく
2.装飾を工夫する
ちょっとした工夫で予算内に収まります。
◆打ち合わせ前に予算を決めておく
デザインの打ち合わせ前に予算を決めておきましょう。
上限価格をデザイナーと共有しておくことで、予算オーバーを避けられるからです。
renriでは、打ち合わせ時に予算をお伺いしています。
デザインと値段のバランスを上手く調整いたしますので、想定した予算を超えることはありません。
安心してご来店ください。
◆華を求めるなら装飾を工夫する
装飾を工夫するだけで、予算内でも華やかな結婚指輪になります。
求める輝きによって施す加工を変えれば、金属の新たな表情を楽しめるでしょう。
たとえば、以下の装飾があります。
・梨地のようにしっとりとした表情…サンドブラスト加工
・手仕事による繊細表情…和彫り
実際にサンプルを見て、装飾による地金の光り方の違いを確かめながら選ぶのもおすすめです。
renriでは、装飾を施したときのイメージがしやすいように常時100種類以上のサンプルをご用意しております。
「素敵だな」と感じるサンプルが見つかるでしょう。
悩んだときは、デザイナーがお好みに合わせてアドバイスいたしますのでご安心くださいね。
まとめ
結婚指輪をオーダーメイドしたときの平均の値段は、調べてみると既製品と大きな差はありませんでした。
ご自身の指にぴったりのサイズや唯一無二のデザインで制作することを考えると、不当に高いわけではありません。
むしろ、お客さまのご要望に柔軟にお応えいたしますので、満足度の高い結婚指輪になるでしょう。
オプションでデザインサンプルリングをお作りできますので、本制作へ入る前に着け心地やデザインの細かな変更などを確認できます。
価格決定のポイントを把握して、オーダーメイドで永く愛せる結婚指輪を制作しましょう。
renri レンリ |結婚指輪・婚約指輪の手作り・オーダーメイド
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