結婚指輪のハンマーテクスチャー 種類について
今回はrenriでおつくりいただけるご結婚指輪の表面に施すハンマーテクスチャーについてのお話です。
定番のご結婚指輪はプレーンなつるっとした表面の仕上げが一般的にイメージされるかと思います。
ただ近年ではハンドメイド感あふれるぼこぼことした印象や、アンティークのような味わいを好まれてピカピカにするだけではない指輪の仕上げを希望される方も増えております。
そういったご希望に答えることができるのが、ハンマーテクスチャーのデザインでしょう。
ハンマーテクスチャーとは、丸くなっている指輪の表面を様々な種類の金槌でカンカンと叩くことで、模様をつけて表情を出すデザインです。
renriでは一般的なハンマーテクスチャー以外にもオリジナルのテクスチャーを含む写真のような4種類のハンマーで模様をつけていただけます。右上が一般的なハンマーテクスチャー、右下を植物の葉や刻みをいれたような表情にも見える大きめな模様。
左上のテクスチャーは細かな筋をを練り込んだようような落ち着いた表情が布目のようにも見えます。
左下は石のようなザラザラっとした質感で仕上がります。
金槌の写真も載せたいところですが、一応企業秘密(てほどでもありませんが、、、)なので今回はなしでお願いいたします。
renriでも、特に手作りコースでご結婚指輪を制作されるお客様はこのハンマーテクスチャーのデザインを好まれる方が多くいらっしゃいます。
手作りされる場合は、お客様自身にハンマーを使って模様をつけていただきますので、微妙な力加減や叩く回数で表情も少しずつ違ってくるので、よりオリジナルのご結婚指輪に仕上がります。
また直接自分たちの手で金属の指輪い模様をつけていく経験はめったにできないことです。叩く度に模様がついていく様子は思い出になりますし、愛着がわくことでしょう。
そして、もう一つメリットとして金属の特性である加工硬化ということが挙げられます。
以下 Wikipediaより
「加工硬化(かこうこうか、英語:work hardening、strain hardening)とは、金属に応力を与えると塑性変形によって硬さが増す現象。ひずみ硬化とも呼ばれる。金属に応力を与えると結晶面に沿ってすべりが生じるが(塑性変形)、このすべりは結晶格子を構成する原子の配列に対し一様にズレるのではなく、歪みすなわち、転位を生み出す[1]。転位は順次に結晶格子内を移動していくが、加工硬化を起こし易い金属あるいは合金では、加工を繰り返すことで転位密度が高まり、転位は解放されずに次第に蓄積して絡み合い、そのすべり面に対しての抵抗が徐々に増してくる。すなわち、冷間加工により変形が進む程、転位は増加・重層化(ポリゴン化)して抵抗が大きくなり硬さを増していくことになる。これが加工硬化である。この性質を利用して、加工材料の強度の向上をさせることができる[2]。」
まあ、要はカンカンとハンマーで叩くと、とっても丈夫な指輪になるということです!!
一般的にこの製法を鍛造製法といい、昔ながらの制作方法で指輪をつくる際によく用いられます。
(既製品などは鋳造技法といい、型に溶けた金属を流し込んで作ります。)
ちなみに、renriのお客様はテクスチャーを半周ずつ違った模様にして、お好みの組み合わせにされる方も。
ここに金属素材に違いを選んで制作していただくと、よりオリジナリティが生まれますね。
是非ご検討下さいませ。
今回はハンマーテクスチャーのお話でした。
それでは
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