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新たな印台リング「チャンファーリング」を結婚指輪にご提案|手作りも可能

古代エジプト時代から実用的に使われてきた印台リング。

かっこいい雰囲気をまとっていて、「結婚指輪に印台リングを」と考える方もいるのではないでしょうか。

 

そこで、renriが提案する印台リングを現代アレンジした「チャンファーリング」をご紹介!

チャンファーリングのデザイン例もご紹介するので、ぜひご参考にしてください。

 

印台リングを結婚指輪にする魅力を知って、存在感ある手元を演出しましょう。

 

目次

 

1.印台リングとは

印台リングとは、台座部分が大きく平坦な形をした指輪のことです。

通常、台座には宝石がセッティングされますが、印台リングにはモチーフが彫られます。

 

「シグネットリング」と呼ばれることもあり、シグネット=印鑑の意味を持っています。

というのも、ヨーロッパの貴族や紳士が手紙の封をするときに、印台リングを使っていたためです。

そのため、「紳士の指輪」と呼ばれることもあります。

 

 

◆印台リングの歴史

印台リングの歴史は、紀元前1900年の古代エジプト時代まで遡ります。

 

石の表には装飾を、裏には印章を彫刻した印台リングと同じ役割を持った指輪が存在しました。

普段は装飾品として表を身に着け、自分の身分を証明するための印を押すときには裏を使っていたようです。

 

また、ヨーロッパでは、身分の象徴として貴族の男性は左の小指に印台リングを身に着ける風習がありました。

14世紀のヨーロッパでは、「印台リングで封蝋されていない書類は正式でないとみなす」という法律もあり、印台リングは実用的に使われていたことがわかります。

 

印鑑やサインの役割を持っていた印台リングは、本人が亡くなると悪用されるため壊されていました。

しかし、そのうち実用性よりも「財産の1つ」とみなされるようになり、代々受け継がれるようになっていったのです。

もちろん、現代では印台リングが手紙の封に使われることはほとんどありません。

 

もともとは男性が身に着けていた印台リングですが、女性用も販売されています。

宝石がなくても存在感のある印台リングは、男女共にファッションの1つとして楽しめます。

 

◆結婚指輪としての印台リングの魅力

印台リングを「結婚指輪にするにはどうなんだろう?」と悩まれる方もいるでしょう。

 

「自分である証明」から「代々受け継がれる財産」へと役割を変えていった印台リング。

どちらの役割を見ても、これから家庭を築き上げるご夫婦にとって意味のある結婚指輪が出来上がるのではないでしょうか。

「お二人が誓い合った証明」「家庭を大切にしたい」といった意味を込めて、印台リングを結婚指輪に選ぶと素敵です。

 

しかし、実際のところ印台リングは結婚指輪の主流デザインとはなり得ていません。

印台リングが結婚指輪の主流デザインにならなかった理由について次の章で見ていきましょう。

 

2.なぜ印台リングは結婚指輪の主流デザインにならなかった?

印台リングはファッショナブルなデザインにもかかわらず、いままで結婚指輪の主流デザインにはなっていませんでした。

特に鍛造製法による手作り結婚指輪の場合、下記の理由でこれまでほとんどみることがありませんでした。

 

・厚みや幅に差があって鍛造製法に向かない
・トップが厚くて日常使いに抵抗を感じることもある

 

なぜ印台リングが結婚指輪としてあまり普及していなかったのかを確認しましょう。

 

◆厚みや幅に差があって鍛造製法に向かない

印台リングは、印台部分のみ厚みや幅があるため1本の金属棒から制作する鍛造製法に向きません。

 

鍛造製法とは、1本の金属棒に熱を加えてリング状にし、ハンマーで叩いて形やサイズを整えて作り上げる製法です。

金属を熱したり叩いたりして引き締めることで、強度のある指輪に仕上がるため長年身に着ける結婚指輪に最適とされています。

 

しかし、鍛造製法だと印台部分以外の部分を削って成形していくため、多くの金属のロスが発生します。

そのため、一般的に印台リングは鋳造製法が最適だと考えられています。

 

鋳造製法だと型に金属を流し込んで指輪の形を作るため、ロスが少なく済むためです。

一方で、鍛造製法と比べた時に強度が低いため、日常使いする結婚指輪には少し不安が残るでしょう。

 

◆トップが厚くて日常使いに抵抗を感じることもある

印台の特徴であるトップ部分が分厚いため、日常使いに抵抗のある方も少なくありません。

仕事や家事、子育てをするなかで、引っ掛かりができてしまうためです。

 

ポケットに手を入れるたびに引っ掛かりを感じたり、印台の重みのせいでくるくると回ってしまうことも。

デザインは良くても普段の生活の中で違和感があると、結婚指輪として身に着けることはむずかしいでしょう。

 

このように印台リングには「デザインはかっこいいのに、結婚指輪に選びづらい」とされるポイントがあります。

そこで、renriではこのようなポイントを昇華させたチャンファーリングという新しいデザインを考案しました。

印台リングからインスピレーションを受けたチャンファーリングについて、次の章で詳しく確認しましょう。

 

3.印台リングから生まれた新しいデザイン「チャンファーリング」

renriでは、印台リングのデザインをベースに新たな「チャンファーリング」を考案しました。

チャンファーリングは、印台リングの特徴をそのままに、結婚指輪として選んでいただきやすい特徴を兼ね備えています。

 

手作りしていただきやすいデザインとして生まれ変わったチャンファーリングの魅力は、以下の3つです。

 

・厚みや幅を均一に日常使いしやすく

・鍛造製法で作って強度のある結婚指輪に

・余分なボリュームを削ってコストを抑える

 

3つの魅力について、詳しく確認していきましょう。

 

◆厚みや幅を均一に日常使いしやすく

印台にだけ厚みや幅を持たせず、アーム部分と均一にすることで日常使いしやすいデザインにしました。

出っ張りがなく、むしろ印面はアームより少し低く作っています。

 

重みがないため、くるくるリングが回ったり違和感を感じたりすることなく、しっかり指にフィットするデザインです。

印台部分に宝石をセッティングすることも可能です。

 

印台リングのデザインを生かしつつ、結婚指輪としてお選びいただきやすい新しいデザインへ生まれ変わりました。

 

◆鍛造製法で作って強度のある結婚指輪に

renriが考案したチャンファーリングは、鍛造製法で作れるため強度のある結婚指輪に仕上がります。

印台部分の厚みと幅を均一にしたことで、削り出す部分を最小限に抑えました。

 

シンプルな作りのため1本の金属棒から作ることができ、初めてのお客さまにも気軽に手作りしていただくことが可能となりました。

鍛造製法ならではの強度ある指輪を身に着けていただけるため、長年ご愛用いただけます。

 

◆余分なボリュームを削ってコストを抑える

印台リングと比べてチャンファーリングは、余分なボリュームを削っています。

一般的に印台リングを鍛造製法で作る場合、印台の厚みや幅に合わせた金属棒から作っていくため、多くの部分を削らなければならず、余分なコストが発生してしまいます。

 

しかし、チャンファーリングは削る部分がほとんどないため、コストを抑えつつ特徴的なデザインの結婚指輪を作ることが可能です。

結婚指輪の選択肢の1つとしてぜひご検討ください。

 

4.renriが提案するチャンファーリングのデザイン例

renriが提案するチャンファーリングは、結婚指輪として最適なデザインです。

シンプルでありながらも存在感があり、工夫次第で違う雰囲気に仕上がります。

 

ここからは、チャンファーリングのデザイン例をみていきましょう。

 

◆シンプルなミニマルデザインで

フラットな面が特徴的なリング。

左はプラチナ2.5mm幅、右はグリーンゴールド2mm幅でお作りしました。

 

シンプルでありながら、印台をイメージさせることでクラシカルな雰囲気に仕上がっています。

全体的にマットな仕上げにすることで、上品で落ち着いたイメージとなりました。

 

◆ハンマーテクスチャーで手作りの温かみを

全体のアームはマットに、印面がワンポイントとなるようハンマーテクスチャーを施しました。

ハンマーテクスチャーはハンマーを叩く人によって出てくる模様が異なり、手作りの温かみを感じられます。

 

上はプラチナ2.5mm幅、下はイエローゴールド 2.5mm幅で作りました。

印面にダイヤモンドをライン状に留めることで、カジュアルななかに華やかさを感じられます。

 

◆ダイヤモンドを施してさりげないきらめきを

アームを山型にし、削り出された印面がぷっくり出てきているように感じられるデザインです。

上はプラチナ2.5mm幅、下はピンクゴールド2mm幅でお作りしました。

 

女性用の指輪の印面にはダイヤモンドをしきつめ、さりげないきらめきを楽しめます。

丸みを抑えたシャープなデザインにすることで、モダンな雰囲気に仕上がりました。

 

5.renriで進化系印台リング「チャンファーリング」を手作りしよう

renriでは、印台リングを結婚指輪に最適化させたチャンファーリングを手作りしていただけます。

手作り結婚指輪は、指輪だけでなくお二人の思い出も一緒に作れることが魅力です。

 

想いの詰まった結婚指輪を手作りするときの流れについて確認しましょう。

 

・お打合せ

・はじまりは1本の金属棒

・ガスバーナーで溶接

・金属音を響かせて

・完成

 

事前に手作りの流れを確認し、スムーズに結婚指輪を作りましょう。

 

◆お打合せ

まずは、デザインを決めるためにお打合せからです。

 

「チャンファーリングにしたい」と考えていただいていても、仕上げの方法や厚みを変えるだけで大きくイメージが変わります。

お二人のお好みやライフスタイルなどをお伺いしながら、細かな部分も決めていきます。

 

過去にお作りいただいたお客さまのデザイン例をご覧いただいたり、サンプルリングを試着いただいたりして、お二人だけの結婚指輪を決めましょう。

 

◆はじまりは1本の金属棒

デザインが決まったら、さっそく結婚指輪を手作りしていきましょう。

 

お二人にはリラックスして作業に取り組んでいただくため、完全個室へ移ります。

ほかのお客さまを気にすることなく、ゆっくりと没頭できる空間づくりをしています。

 

お選びいただいた金属素材の棒を切り出し、作業開始です。

 

◆ガスバーナーで溶接

金属棒をガスバーナーで温め、端と端を溶接します。

まん丸にすることは難しいため、おにぎりのような形にすることが目標です。

 

もちろん、なれない作業のため専任のスタッフが丁寧にサポートするのでご安心ください。

普段味わえない体験を存分にお楽しみいただけます。

 

◆金属音を響かせて

リング状になったら、ハンマーを使って形やサイズを調節していきます。

カンカンと部屋に鳴り響く金属音はとても心地よく、きっとお二人の記憶に残るでしょう。

 

万が一失敗してもすぐに修正できるため、思い切って取り組んでみてくださいね!

 

◆完成

最後は指輪を磨き上げて完成です。

 

完成の記念にお二人の笑顔と結婚指輪を写真におさめ、作業風景の写真とともにCD-Rでお渡しします。

ぜひ、ご両家顔合わせや披露宴、二次会でお披露目してください。

 

また、世界に1つだけの結婚指輪となるため、renriではサイズ直しやクリーニングは永久保証です。

何年経っても気軽にお立ち寄りください。

 

まとめ

印台リングは、もともと本人の書いた手紙や書類であることを証明するため、封蝋として使われていました。

次第に、家宝として代々受け継がれていくようになり、現在ではファッションとして楽しまれています。

 

そんな役割を持つ印台リングを結婚指輪に選ぶことで、お二人の気持ちをそっと込めることができるでしょう。

 

renriでは印台リングを結婚指輪にしたいと考えるご夫婦に寄り添ったチャンファーリングをご提案。

印台リングならではの魅力を残しながら、結婚指輪として日常使いしやすいデザインに昇華させました。

 

初めてのお客さまでも気軽に手作りできる工夫をしているため、ぜひ挑戦してみてください。

お気に入りのデザインをずっと身に着けることで、結婚生活に彩りを添えてくれるでしょう。

 


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